2017年5月 7日 (日)

稀に見る珍品

連休中、友人に誘われて、帝国劇場で上演中のミュージカル『王家の紋章』を観劇。
言うまでもなく、同名の大長編漫画の舞台化です。
原作の説明は割愛(笑)まあ、ここを覗くようなお人は原作の概略くらいはご存じでしょうしね。

舞台は原作の初めの部分を舞台向けに編集したような感じで、原作からの目立った逸脱もなくオリキャラの類いも出てきません。つーか、こっちが忘れてたキャラはいたけど。
最近の舞台化作品は概ねそうですが、キャラクターの再現度は文句なし。まあ、『王家~』はコスチュームプレイですし、キャラクターのアイコン化も著しいので、余程無茶な配役でもない限り再現はしやすいかと思います。


しかし!
歌が聞いてらんない。
良い人もいましたが、肝心のメインの若手三人が…(T0T)
キャロルはダブルキャストで元AKBの子のほうでしたが、聞くに耐えない歌。芝居はまあ、普通の女の子っぽい感じでそれなりでしたが、最後まで同じ一本調子…。そりゃまあ、往年の一路真輝さんのエリザベートみたいなのは初めから期待してませんけど。もう一人のキャストのほうだったらもう少し良かったのかも。
メンフィスはシングルキャストで浦井健治くん、イズミルはダブルキャストで宮野真守さん。浦井くんは前にみたことがありますが、宮野さんは初めてです、たぶん。
二人ともビジュアルは文句ない仕上がりで、メンフィスのミニスカート姿は眼福でしたが、歌は「頑張りましょう」レベルかなあ。何より布地の多い衣装の捌きかたがなってない!メンフィスはマントの下にミニスカートなので生足の魅力でカバーできていますがイズミル王子は一反木綿状態。
二人とも背が高いだけにもっさり感が余計目につきます。もっと華奢な宝塚の生徒さんたちのほうがもっとすっきり捌いてる。
ライアン兄さんは、今一つビジュアルの再現度が落ちる感じ。まあ、この話の中では一番普通な格好なので、コスプレが出来ないぶん役者さんの素が出やすいのかなという気はします。伊礼彼方さんは格好いいのですが、細川先生の描く細身の男性の雰囲気ではないです。あの雰囲気の再現は宝塚じゃないと無理かもしれない。ましてライアン兄さんはマントでもトーガでもない普通のスーツ姿ですしね。

歌が素晴らしかったのはアイシスと宰相イムホテプだけ。
アイシスの濱田めぐみさんは情感もあり、外見も、総じて再現度が高い中にあってもワンランク上というか、漫画から抜け出たようで、文句なしです。
同じく歌を聞かせてくれたイムホテプ山口U一郎さんは相変わらずでww闇の帝王を引退してから最近は普通の人間の役が多いような?また人外演じて欲しいです。
あと、歌は少なかったのですが、ルカが光ってました。ビジュアルも芝居も本当にルカみたい。矢田悠祐さんです。

音楽は『エリザベート』でお馴染みのリーヴァイさんですが、全体的に今一つな感じだったので、役者さんたちだけとやかく言うのは酷かも。

最後にカーテンコールでびっくり。
トリがメンフィスって!?
これってキャロルが主役だよね?
もしかしたら宝塚の脚本をそのまま使ったのかと思ってしまいました。
そして、最後の最後で、衝撃の光景が。

きらびやかな衣装で勢揃いのカテコ。
舞台上で仲良さそうにじゃれあうメンフィスと、イズミル王子。

えっ(@_@)

キャロルそっちのけで、メンフィスとイズミル王子がキャッキャッって…。

なにそれ。

そんな王家の紋章は嫌だーーーーーーーーーーっ!!!!

(別にそういうの嫌いってわけじゃないですけど、この作品に関してはどうにも受け入れ難いものが…)

なんつうか、すごい珍品見ちゃった感じがあります。あまりのショックに勢いでまさかの王家の創作はじめてしまいました(笑)


あ、日干し煉瓦投げないで、きゃーっ!

2017年1月 9日 (月)

だいすー?

松の内も過ぎてしまいましたので今更ですが、本年もよろしくお願いいたします。

さて、本国より海外での人気が高いグレンダイザーですが、ロシア語版の動画を見つけました!
ロシア語版があることは知っていたのですが、なかなかモノが確認できずにいたので、見つけられて嬉しいです。

(余談ですが、タブレット入力にしたせいで、動画貼り付けるのが大変でした。ロシアの動画サイトから動画をダウンロードしてココログにアップロードしようとしても容量が大きすぎて無理。仕方ないのでYouTubeにアカウントを作り動画をアップロードし、埋め込みコードをココログに貼り付けてようやっとアップできました。ココログは動画紹介には不向きです)


甲児くんがハラショーとかドーブラヤウートラ(おはよう)とか喋ってる!本放送時は冷戦真っ只中だったことを思うと隔世の感があります。

主題歌は日本版をそのまま使ったみたいです。オリジナル版が広まるのは嬉しいものの、ロシア語の歌詞を味わう楽しみがないのはちと残念。
キャラクターの名前はオリジナル準拠ですが、不思議なことに、大介さんが「だいすー」になっています。
ダイスケだと、スゴく発音しにくいとか、変な意味があったりするんでしょうかね?

見ていると、オリジナルと若干ニュアンスが変わっているのではないかと思ったシーンがありました。つか、そこしかわかんなかったんですけど(^_^;)
甲児くんのピンチを見て、戦いに身を投じる決意をした大介さんがグレンダイザーで出撃、間一髪で甲児くんを救いだすのですが、その時の大介さんのセリフ。

「コウジ!コウジ!エータ ヤー!」(19分43秒辺り)

「甲児くん!甲児くん!俺だ!」といったところでしょうか。もう正体をばらしていいのかと驚いてしまいますが、実際には甲児くんに聞こえるはずはなく、だからこそ、思わず自分がパイロットであると口走っているんだと思うのですが、日本語版とはニュアンスが違っています。ただし、声は聞こえなくとも甲児くんは意識を失う寸前に、自分を助けたパイロットの姿を目に捉えます。あの状況でそこまでやるとは、流石は歴戦の勇士です。
そしてラスト近く、腕を吊って牧場に現れた甲児くんがバギーの手入れ中の大介さんに近づいて話しかけます。

「ダイスー ヤー ズナーユ クトー トゥイ」(22分45秒辺り)

これは「大介さん、わかっているんだぜ、あんた何者なんだ」という感じ(だと思う)ですが、甲児くんが何をズナーユ(知っている、わかっている)なのかというと、大介さんが突如として現れた謎のロボットのパイロットであるということです。マスク越しに見たパイロットの容貌が大介さんに重なります。
ここ、日本語では、「大介さん、あんた、もしや?」なので、だいぶニュアンスが違う感じです。全体的には同じことなのかもしれませんが。


あと、グレンのロシア語wikiを見て凄いなあと思ったのが、声優さんが3人だということ。男性2人、女性1人。ロシアではこういう方法が一般的らしいですが、高度な技術だと思います。大介さん役はアナトリー·ペトロフさん、甲児くん役がミハイール·チェルニャークさん、女性の声優さんはエレーナ·ソロビョーヴァさんです。この3人で全ての役を演じているそうで、ちょっと雑な感じはするもののちゃんと演じ分けられていて凄いです。


それにしても、グレンの第1話って、何度見ても何語で見ても、熱血少年とツンデレ王子の出会いがまるでB(以下自粛)

2016年12月31日 (土)

年末の記事から

年末恒例の追悼記事の中から目を引いた記事。
大平透さんについての、いさお大王様のインタビュー記事より。
記事はコチラ


78年「―ガッチャマン2」を制作する際、原作の吉田竜夫さんが前年に亡くなったこともあり、大鷲の健役の森功至が続編に異を唱えたことがあった。
 「私が演じたジョーが前作で死んで完結してて、森が『生き返らせるのはよくない』と主張した。声優陣が重い雰囲気に包まれる中、大平さんが『みんながやろうと言ってるのになぜ反対するんだ』と、その一声で森も納得した。絶大な存在感で、進むべき方向を示してくれた」

2の収録が始まった頃の話でしょうか。
もちろん、ご本人が話している内容をそのまま記事にしているとは限らないのでそこは注意が必要ですが、こんな顛末があったのかと、いささか驚きました。
森さんが作品の方向性に異議を唱えていたという話はよく聞きますが、こういう具体的な状況まで言及しているのは珍しいのでは。
当時のアニメ雑誌とが各種ムック作品とか映像ソフトの解説には出ている話なんですかね。
作品のファンのくせにケチで薄情だと自分でも思うのですが、あんまりそういうの持ってないんです。
作品そのものがあればいい、というのもありますが、そもそもコレクションするほどのお金も置き場も気力もないので。
まあとにかく、私には初耳でした。

あと、突っ込まずにいられなかった一節が。

胸のあたりの共鳴がすごくて、日本人の声帯じゃない。声量だけでなく、低音の倍音(通常より倍の振動数でより響かせる声)がすごい。

それ、あなたもだと思うんですけど。


と、いうことでも今年もうすぐ終わり。お世話になった皆様に感謝申し上げます。
皆様にとって来年がよい年になりますように。

2016年12月26日 (月)

マリア様

メリークリスマス、ということで、ちょっと珍しいマリア様のテレビドラマを紹介したいと思います。
といっても、キリスト教サイドで作ったものではなく、イスラム教サイドで作成したものです。さしずめ、イスラム版マリア様。
何故にイスラムでマリア様かといいますと、イスラムでもイエス様は預言者でして、その母のマリア様もキリスト教圏での女神のような扱いではないもののそれなりに尊敬されている人気者だからです。
イスラム教と、先行するキリスト教、ユダヤ教は同根ですから、共通する「神話」も多いのです。聖書に登場するアダム、ノアやアブラハム、モーゼ、洗礼者ヨハネ等は、コーランにも預言者として登場します。
ただし、呼び名は少し変わっています。
アダム→アーダム
ノア→ヌーフ
アブラハム→イブラーヒーム
モーゼ→ムーサー
ヨハネ→ヤヒヤー

イエス→イーサー
マリア→マルヤム


そもそもなんでそういうものに辿り着いたのかを、まず、お話しておきます。
実は私、アラビア語版グレンダイザーで大介さんの声を当てているレバノン人俳優ジハード・アラタルシュさんの声が好きでして(*^-^)、他の作品も見たいor聞きたいと思って調べているうちに辿り着いたのがイスラム版マリア様でした。
こちらもジハードさんは吹き替えでの出演で、幼いマリア様を庇護する神殿司祭ザカリヤ役の吹き替えをされてます。
イスラム版といってもこの作品はイラン製作なので、オリジナルはペルシャ語で作られています。当然、アラブ諸国向けにはアラビア語に吹き替える必要があるわけですが、その作業をレバノンで行ったわけです。レバノンにはシーア派も多いため、シーア派の大国イランとは何かと繋がりがあります。なおかつレバノンは欧米作品や日本のアニメをアラブ諸国向けコンテンツに変換することにかけては手練れですから、イラン製イスラム版マリア様のアラビア語版製作なんてきっと朝飯前でしょう。
全12話だったようですが、クリスマスなので最終回のイエス様がお生まれになるところをご覧ください。
英語の字幕がついているのでおおよそはわかるかと。
イエス様の顔が光っているのはイスラムコンテンツのお約束で、イーサー、ムーサー等の預言者の顔を描くのはタブーなのです(例外が皆無というわけでもないんですが)。マルヤムは預言者ではないので、OKだったのでしょう。
マリア様の衣装がガッチガチのイスラム風ですが、キリスト教の宗教画でも考証重視の場合の聖母像はゆったりとしたワンピースにヴェールという中東風のコスチュームなので、個人的にはイスラム風でもあまり違和感は感じません。
1482696215139.jpg
また、男性の髭率が非常に高い、且つ髭濃度が濃いので、髭好きの人にはお薦め。髭祭り状態です。

この作品、オリジナルのペルシャ語のほかにアラビア語、ウルドゥ語、英語、フランス語のヴァージョンがあるようですが、日本語版は作られそうもないので、こちらでひっそり紹介しました。

2016年12月18日 (日)

地中海ぐるぐる

いさお大王様のショーを観ながら思っていた、とりとめのない話。
(一度アップしたものに少し手を加えました)

ショーの最後のほうで歌っていた『恋の片道切符』と『マイウェイ』、どちらも地中海に縁のある歌だなあ、と。

恋の片道切符のオリジナル歌手はニール・セダカ。若い頃の彼は中東風のエキゾチックな風貌をしていました。姓も中東風です。それもそのはずで、彼の父親は地中海に面したトルコの都市イズミル出身のセファルディム系ユダヤ人です。なお、母親はアシュケナージ系ユダヤ人だそうです。音楽業界には本当にユダヤ系が多いです。

マイウェイはもっと地中海色が濃厚です。

作詞のポール・アンカはレバノン移民の子です。アラブ系ですが、イスラム教徒ではなく、キリスト教徒。イスラム教徒の子でポール(パウロ)はないですよね。


前述のニール・セダカの親もそうですが、オスマン帝国崩壊後に帝国旧領内のマイノリティがアメリカなどに移住した事例が目立ちます。彼らが非常に生きにくくなった局面があったのでしょう。


マイウェイの原曲は『comme d'habitude』というフランス語の歌です。この歌を作詞作曲したのはクロード・フランソワというシンガーソングライター。クロクロという愛称で親しまれた彼はフランス人ですが、母親はカラブリア出身のイタリア人で、生まれ育ったのは地中海の対岸のエジプトです。

ポール・アンカがフランク・シナトラのためにこの『comme d'habitude』に英語の歌詞をつけたのが『マイウェイ』です。
シナトラは、マフィアとの関係が取り沙汰されていた事からも察せられますが、父親がシチリア移民です。
マイウェイは、地中海にルーツをもつ男性たちの合作のような歌なんですね。
あ、そういやダイアナもポール・アンカじゃん。


で、大王様ですが。
いさお大王様の運命を変えたのが「コンドルのジョー」というキャラクターとの出会いでした。今更言うまでもなく、ジョーはイタリア人で、設定ではシチリア島の出身となっています。
そして、歌手としての大王様の代表作と言えばもちろん『宇宙戦艦ヤマト』だけど、でもそれは国内に限っての話で、世界的に一番ヒットしたのは間違いなく『とべ!グレンダイザー』です。
フランス、イタリア、そしてアラブ諸国と、なぜかグレンダイザーは地中海沿岸の国々では大ヒットしました。
女性にモテモテのハンサムな王子様という大介さんのキャラクターは、日本では大きなお姐さんたちには変に人気があったものの、本来のユーザーである男の子たちの間での人気は今一つだったと聞きます。しかし、地中海地域の文化にはぴったりだったようです。
特にアラブ諸国では、一番有名な日本の歌はグレンダイザーだとか。アラビア語版グレンダイザーは、ポール・アンカのルーツである、地中海に面したレバノンで作られました。
いさお大王様は、地中海的な要素との親和性が高いんでしょうか。


歌にまつわる諸々が地中海をぐるぐるしている感じで、なんか面白い。


そんなことを考えるのはクリスマスだからかな?だって、キリスト生誕の地であるベツレヘムがあるのって、現在のパレスチナ自治区のヨルダン川西岸地区でしょ。パレスチナやレバノンこそ、キリスト教揺藍の地ですからね。
もちろんただの偶然だろうし、ほとんどこじつけに過ぎませんが、クリスマスの本場が政情不安なのも、ニール・セダカやポール・アンカの親が移民したことも、フランス人のクロクロがスエズ運河の技術者の子息としてエジプトで育ったことも、物産豊かなはずのシチリアが経済的に貧しく、大勢の島民が移民として島を去っていったことも、反社会的組織が生まれる土壌があったりするのも、グレンダイザーがかの地で受けたことも、多分、何かしら関係はあると思うんです。
それともイエス様の御導きでしょうか?


2016年12月17日 (土)

ディナーショー♪

大王様ご出演のディナーショーに行ってきました。
忘れないうちにまとめておきます。

はじめに、男の子3人組が3曲、元AKBの女の子が4曲を前座でそれぞれ歌ったかな?どちらも若々しくていい感じでした。
そして彼らの三倍以上年齢を重ねているはずの大王様がキラキラお衣装でご光臨。

(セットリスト※不完全です)
宇宙戦艦ヤマト
銀河鉄道999
GIブルース
好きにならずにいられない(英語)
レクィエム
ダイアナ
ホワイトクリスマス(英語)
今の向こうの今を
恋の片道切符
マイウェイ
きよしこの夜(出演者全員)

例によっていいかげんな記憶のみに頼っているので、抜けや順番間違いがあると思うので思い出したら直します。ご指摘大歓迎。

アニメイベントではないので、見ての通りアニメソングは少しで懐メロが主体です。歌い慣れた歌が多いせいもあってか、歌詞間違えないか聞いているほうが冷や冷やする緊張感はなく、ひたすら美声に聞き惚れていました。
もっと昭和ムード歌謡が聞きたかったですが、それでもGIブルースとレクィエムがきけて個人的には大満足。クリスマス時期だから外国の歌を多くしたのかな。
レクィエムはうるうるきますね(;_;)この歌は大きなホールやライブハウスよりサロンぽい小振りな箱のほうがあってるかも。
マイウェイは今回も圧巻。大喝采でした。こういう、イメージが定着している定番の曲で客を白けさせないって凄いことだと思います。


ちょっと残念なこと。
伴奏はカラオケだし宴会場で音響は良くないのは残念でした。
それに、せっかく若手が出ているのだから、コーラスつけてもらったり、デュエットしても良かったんじゃ。コーラスのないGIブルースってちと寂しい。練習の時間がないとか?
最後に「きよしこの夜」を全員で歌っていたけど、声量が違いすぎて大王様の声しか聞こえないし。何て言うか、声量も声の厚みも表現力も桁違いなんですよね。前座の男の子たちが可哀想でした。


なお、大王様単独のショーではなかったので、周りが若い子達のファンばかりだったらどうしようと戦々恐々だったのですが、杞憂でした(^-^;
周りのお席の皆さんとのお話も弾んで、楽しいひとときを過ごせました。与太話にお付き合いいただいた紳士淑女の皆様、ありがとうございました。


最後にどうでもいい話を。
ディナーショー初めてなので何を着ていくかけっこう迷ったのですが、結局いつものいいかげんな着物にしたところ、袖付けが解れかかかっていることに気が付いて焦りましたsweat01
着物を着る前には、袖付けと背縫いだけは確認しないと、と再認識。着用時に力がかかる部分なので解れやすいんですよね。
袖付け直さないとなあ…果たして自分に出来るかしらん?


2016年11月27日 (日)

シチリア安旨ワイン

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某スーパーでシチリアの赤と白を購入。どちらも千円台。もはやカウントするのも忘れるほどチャレンジし続けている、シチリアの安旨赤探しの一環です。
使用されている品種は、赤はマスカレーゼ、白はグリッロと、どちらも国際品種でない地蒲萄です。
この赤は良かったです。シチリアの安い赤は雑味というか癖がありすぎてちょっと、ということが多いのですが(あくまでも個人の感想です。それが好きな人も多いです)、これは地蒲萄らしい癖も残しながらも、バランスが良いです。まあ、地蒲萄らしいアクの強さが好きな人には物足りないかも知れないけど。

ついに見つけたぜ、安くて旨いシチリアの赤をな…。後は頼んだぜ。
…なんちゃって(//∇//)

余談ですが、購入時にいささか気になったことがありました。
このワイン、輸入食材では定評のあるスーパーで手に入れたのですが、なんと原産地表示が間違っていました。
ワイン売り場では原産地の他に蒲萄品種も表示されているのですが、品種はコテコテのシチリア地蒲萄なのに産地がフランスになってて引っ掛かったというのがこれを手に取ったきっかけでした。
それにしても、得意分野の筈のワインで産地表示を間違えるとは。以前はそんなこと一度もなかったのに。
この店、最近経営が変わり、惣菜やパンのレベルが少し落ちた感があったのですが…。きっと色々あるんでしょうね。


ということで、これをネタに下手っぴなffを書いてみましたので、あわせてご覧いただけると幸いです。

2016年11月 2日 (水)

至福の時間、再び。そしてカオスな。

2年前の「六本木大決戦」の動画を見つけました。
https://youtu.be/NLaAbfsewU4
今さらですが、このライブは最高でした。まあ、背後に流れる映像の中のクレジットの懐かしいお名前の数々に、目頭が熱くなったりもしましたけど、二人とも声がよく出てて絶好調だったし、音響も良かったですし。
このときはロボット軍団の歌もちゃんと声が出てたんですよね、アニキ。ちょっと苦しそうですけど。しかし、あのアニキですら難儀するような難曲なんですね、この歌。
まあとにかく、あまりに素晴らしくて、当時は何も書けなかったという(^-^;
そのくせ放送時に録画し損なったりしているんですが、思いがけず観ることが出来て感無量です。

こっちは珍品。
https://youtu.be/EF31WL1lA7c
何て言うか、カオスな。
誰ですかこんな組み合わせ考えたの。
いさお様のアニソン以外のジャンルでの歌唱の映像資料&音源としては貴重かと。

2016年10月23日 (日)

どうしたアニキ

さる10月9日、水木一郎アニキのアニソンデビュー45周年記念ライブに行って来ました。

アニソンの記念ライブという事で、テレビ主題歌またはエンディングテーマに絞ったら選曲でした。なお、ここを覗かれる方は皆さんご存じと思いますが、アニキのアニソンデビュー曲は『原始少年リュウが行く』です、念のため。リュウが叫~ぶ~荒れ果てーた大地を~♪、懐かしい。もう45年も経つんですな。
ライブではフルコーラスのほとんどですが、今回はテレビサイズで、ほぼ年代順に披露されました。
45年分の曲を変わらぬパワフルな歌声で歌いきった、と書きたいところですが、今回のアニキは変でした。
途中から、声が飛んでこなくなったんです。
オリジナルの音源と歌いかたが変わってて変な癖がついているとか言うのはもう今更だし、本人がそうしたいのならば仕方ないのですが、声が出ていないというのは、鋼の声帯を誇るアニキとしては由々しきことです
途中とは、ゲストコーナー。
今回のゲストはいつものミッチでなく、いさお大王様でした。珍しいことです。
トークはいつもの調子で、鶴岡八幡宮にお詣りに行ったあとアニキの家に遊びに行った(アニキの家は鎌倉)とか、昔のドサ回りのエピソードなどをふたりで開陳しあっていました。
アニキの言葉に大王様が何度も「え?」と聞き返すので、「耳が遠くなったんですか」と突っ込むアニキに「お前の滑舌が悪りいからだよっ!」と、突っ込み返す一幕も。他の人は言えないです、多分。
いさお大王様が下がった後でしたが、森さんや杉山さんも一緒にミュージカルの舞台をやった話もしていましたね。脚本が大王様で作曲がアニキ、キャストは忍者隊の諸君がメインという、なかなか驚きの布陣。客席から、へー、という声が上がっていました。


そして、お二人ともに縁の深いダイナミックプロのロボットアニメの主題歌の競演へ。マジンガーZ、グレードマジンガー、ゲッターロボ、グレンダイザー(順番違うかも)でそれぞれ持ち歌を歌い、最後に「いざ行け!ロボット軍団」を二人で熱唱!だったのですがこのロボット軍団以降、アニキの調子が変に。
この歌、途中で音程がかなり下がる箇所があるのですが、そこで声が出なかった。
しかも、二人とも掛け声が決まらず(マジンゴーとかのあれね)、大王様までリズムがおかしくなったらしく、足を叩いてリズムを取りながら歌うという、珍しい展開に。
大王様はここまでで退場しましたが、以後アニキは精彩を欠いた状態で歌い続け、最後のアンコールでようやく持ち直したような状態でした。
アニキは、いつも安定していて安心して聞いていられる人なのですが、そんなアニキでもこんなことがあるんだなあ。


そう言えば、今回は言い訳みたいな話も多かった。昔と歌い方を変えている理由とか。
アニキ、もしかしてお疲れなのかな。歌手としての仕事以外にも、色々やってますから。
それならば少し休んで、また、あのパワフルな歌声を聴かせてください。

2016年9月23日 (金)

宝塚版『エリザベート』鑑賞

ウィーン発のミュージカル『エリザベート』の、日本での初演を行った宝塚歌劇による上演を始めて鑑賞しました。
宝塚版以外は、けっこう観ているんです。東宝ミュージカル版に、なぜかハンガリー版、ガラコンサートだったけど、オリジナルのドイツ語版も。

それら様々な版と比べて宝塚が際立っているのは、やはり舞台全体の美しさ。
生徒さんもだけど、お衣装も舞台セットも目映いくらいに綺麗です。


本来、主役はタイトルロールであるオーストリア皇后エリザベートですが、そこは宝塚、彼女を愛する死神のトート閣下が主役です。
といっても、エリザベートがただの添え物というわけではなく、他の版と同様の見せ場はちゃんとあります。史実が下敷きの話ですので、天真爛漫な美少女エリザベートが皇帝に見初められ皇后となるも宮廷に馴染めず苦悩した末に、夫とも溝が生まれ皇太子にも先立たれ、遂に暗殺されるという筋も結末も、そんな彼女を愛するトートとの愛と確執の顛末も他の版とさほど違いはありません。

でも、カットされている部分も多いです。宝塚の舞台は、休憩を含めて三時間で、お芝居とショーが半々の場合とお芝居の方が長めの場合があります。エリザベートはお芝居長めのほうですが、それでも二時間くらい。正味二時間半ほどの東宝ミュージカル版と比べてもかなり短い感じがします。


『エリザベート』は、元々オーストリア人とハンガリー人の合作。いわば、ご当地もの。
オーストリアとハンガリーを含む中欧は、エリザベートの時代の後に続く二十世紀に二度の世界大戦に巻き込まれました。それこそ死神に魅入られたような時代だったはず。
だからこそ、エリザベートのみならず世界全体が死の手に墜ちていく様を描いたのでしょう。
しかし、宝塚版ではエリザベート本人と直接関係のないパートである反ユダヤ主義やファシズムの勃興、敵役である皇太后ゾフィが最期に心情を語るくだり、そしてクライマックスの、フランツヨーゼフ帝が悪夢を見るくだりはバッサリ切られています。おかげで、皇太子ルドルフが何を憂いて父帝と対立したのかよく分からないし、ゾフィはただの意地悪姑、ハプスブルグ帝国(事実上)最後の皇帝として、68年(!)もの長きにわたり帝国に君臨したフランツヨーゼフ帝は、奥さまにつれなくされてショボン状態で退場するはめになっています。
時間的制約や、当時の現地事情が日本人に分かりにくいことを配慮してのことだと思うのですが、もう少し頑張って欲しかったです。
特にゾフィ様役の生徒さんの歌が上手だったので、ゾフィ様の最期の歌が割愛されたのが非常に残念。

エリザベートに直接関係する部分でも、幼い娘が亡くなる場面と、ギリシャの島で父の魂と会話する場面がありませんでした。体調不良の原因も違ってた。女性にとって辛い表現は避けたのかな。


トップスター朝夏まなとさんのトートは、体温がない感じで、如何にも人外といった中性的な美しさ。宝塚以外のトートは「男」なので、この中性的な感じは宝塚ならでは。最初、声の伸びが今一つな感じでしたが、台詞も歌も聞き取りやすく、全然気にならなくなりました。
エリザベート役の実咲凜音さんはとても綺麗で、特にドレス姿のウェストラインが素晴らしくてうっとり。歌もお芝居も上手な娘役さんです。
ルドルフ皇太子役は日替わりでしたが、私が観劇した日のルドルフは、本当に男の子みたいな生徒さんでした。
一口に宝塚の男役と言っても、女性が男性に化けている感じが残る人と、完全に男に見える人がいますよね…。

さすが宝塚と思ったのが、群舞。
人数が多いのに群舞のまとまりが良いです。キビキビとしたフォーメーションチェンジが見事。厳しい訓練の賜物なのでしょう。
当たり前ですが、宝塚の舞台は全員女性。どうしても、女性は男性より体が小さいので、舞台がスカスカな感じにならないよう、人数が多いのだとか。


機会があれば、また観てみたいです。いや、その前に世代交代した東宝版が先か…。


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